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【介護をやさしく解説】施設系のサービスまとめ

介護サービスのうち、選択肢が多く、言葉も似通ってて特徴がよくわからないのが施設サービス。
今回はそんな施設サービスについてご紹介したいと思います。

これまでの記事はこちら。

介護関連の記事はこちら 【介護をやさしく解説】介護保険制度とは
【介護をやさしく解説】介護保険制度でのお金の話
【介護をやさしく解説】在宅サービスについて

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数ある介護施設の名称

まずは介護施設の名称からです。
とりあえず一通り書き出すとこんな感じ。

などなど…
わかりづらいですね。
介護について勉強する前はわたしはこれらすべてが「老人ホーム」だと思っていました。
それぞれかなり違いますので、詳しく説明していきたいと思います。
といってもそれぞれの説明なら別のサイトを見ればいいです。
この記事では悩みがちな視点でこれらの施設を分類して説明したいと思います。

特老と老健

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介護の勉強をしているとこういう単語を聞くことがあります。
特老とは、特別養護老人ホームのこと。
老健とは、介護老人保健施設のこと。
それぞれどんな施設か説明です。

特老

特別養護老人ホームは、常に介護が必要な方を対象にしてます。
そのため、原則的に要介護度が3以上でないと入居できません。

24時間体制で介護が受けらるのが特徴です。
公共サービスであるため、比較的値段も安く、人気の施設サービスになります。
そのため待機者が多く、すぐの入居は難しいところが多いようです。

老健

介護老人保健施設は、病院で治療後に在宅復帰を目指すための施設です。
主にリハビリを実施します。 病院と自宅の中間的な位置づけで、3ヶ月~1年程度入居できるところがほとんどです。

サービスとしては、一般的な生活・身体介護の他に医師・看護師による医療ケアを受けることができます。

特老がついのすみかであることに対して、あくまでも復帰を目指す高齢者の施設になります。

軽度な方はケアハウス

ケアハウスは、介護が必要でない人も入居できることが特徴です。
公共の施設ですので、近親者からサポートをうけることが厳しい高齢者が入居できます。
一般型というのは、介護が不要であったり、軽度の介護ですむ方を対象にしています。
それに対して介護型では介護スタッフが常駐しており、各種介護サービスを受けることができます。

有料老人ホーム

ここまで説明した施設はすべて公共の施設でした。
ここからは民間の施設になります。
有料老人ホームも民間が運営している施設ですね。
公共施設でいうと特老(特別養護老人ホーム)と同じような施設になりますが、民間ということもあり、サービスの質が高いです。
中にはホテルのような施設もあり、入居されている方の満足度は高いでしょう。

特老とちがい、自立、要支援の方の入居も可能です。
ただ、やはり費用がとても高い。
特老が5~15万円/月といわれるのに対して、15~20万円は見込んでおく必要があります。

ちなみに、有料老人ホームには大きく分けて2種類があります。

  • 介護付き
  • 住宅型

です。

それぞれの特徴をみてみます。

介護付き有料老人ホーム

施設の介護スタッフによって介護サービスが提供される老人ホームです。
24時間体制で介護が受けられるのが特徴。
そのかわり、費用は高めになる傾向があります。

ちなみに、自立している(介護認定されていない)人も入居できますが、介護サービスの費用は負担する必要があります。
要介護度が高い人に向いている老人ホームです。

住宅型

住宅型は自宅から介護を利用する方式と同じ方式です。
入居者が個別に外部の介護サービスと契約して利用する形になります。
サービスも介護よりは住宅に力が入っていて、いろんなタイプの老人ホームがありますね。

ただし、介護付きと違い、介護スタッフが常駐しているわけではないので緊急時の介護の対応は厳しいですね。
要介護度が低い人に向いている老人ホームです。

サービス付き高齢者向け住宅

次は最近人気を集めているサービス付き高齢者向け住宅についてです。
サ高住といわれるやつですね。
介護施設ではなく、バリアフリー化された住まいであることが最大の特徴です。
基本的には、まだ介護の必要がない、元気な高齢者のための施設になります。

サービスとしては

  • 安否確認サービス
  • 生活相談サービス

のみが必須で、その他は業者によってさまざま。
また、契約が賃貸住宅と同じで、敷金礼金程度で入居できるのも特徴です。
有料老人ホームでは、利用権を購入する契約であるため、まとまったお金が必要ですが、サ高住であればその必要がありません。

グループホーム

これもよくきく言葉、「グループホーム」。
グループホーム認知症の症状を持っている方のための施設です。
認知症高齢者が住み慣れた地域で生活することが目的ですので、施設と同一地区内に住民票がないと入れません。

特徴はユニットと言われる9人のグループで生活すること。
認知症の方は多くの人がバタバタ動いている環境ではこころ落ち着けて生活できないため、このユニットという単位で生活しています。

医療面でのケアを実施することはなく、介護スタッフが常駐して、介護サービスを提供します。
この介護スタッフは認知症の専門スタッフです。
医療ケアを実施しないので、病気が進行すると退去しないといけなくなるので要注意ですね。

状況にあった施設を選びましょう

ここまでは介護サービスを受けることができる施設をご紹介してきました。
どうやって選ぶべきでしょうか?
もちろんケアマネージャーに相談して決めていくべきですが、1つの考え方をここでは書いておきたいと思います。
ちなみに、認知症の場合にはまよわずグループホームからです。

お金に余裕があるか?

大きくわけて、安い公共型、高い民間型に別れると思います。
まずはここが切実な問題。
サービスのいいサ高住に入りたくてもお金がかかり過ぎたら入れません。
家賃などと一緒ですね。
予算内で入れるところを探す必要があります。

介護度に合わせて

あとは介護度に合わせて入るべき、入ったほうがいい設備がある程度決まるのではないでしょうか?
これまで説明してきた内容を図にまとめるとこんな感じになります。

要介護度 公共型 民間型
[要介護] 特別養護老人ホーム 介護付き有料老人ホーム サ高住
介護老人保健施設
[要支援] ケアハウス(介護型) 住宅型老人ホーム
[自立] ケアハウス(自立型)

サ高住だけはいろんなサービスを提供できるのでちょっと別枠ですね。

まとめ

今回は施設系のサービスについてまとめてみました。

  • 比較的安い公共型と高い民間型がある
  • 介護度に合わせて選べる施設
  • 認知症グループホーム
  • いろいろ自由度の高いサ高住

介護サービスでわかりにくい施設サービスに関して少しはご理解いただけたでしょうか?
みなさんの施設選びの参考になれば幸いです。