ガミログ

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

[おすすめの本]おとぎ話ではない未来予想図、「2035年の世界/高城剛」

Kindleを使って出張の移動中に本を読みまくってます。
そん中で、今回読んだこの本、かなり面白かったのでご紹介です。
高城剛さんの2035年の世界です。
ただの空想だと思いながら読み始めたのですが、説得力があって、本当に起こりそうなことばかり。
どんどん短いテンポで展開されていきますのであっという間に引き込まれますよ。

100年先の未来を予測することはできないし、できたとしても私達はもういない(かもしれない)のでリアリティがないですよね。
でも2035年だと、まだ生きている(はず)。
なので、他人事ではなく、自分事として捉えられますよ。

高城剛の先見の明

著者の実績について少しまとめておきます。
この情報があるとないとでは、読み進めて行くときの説得力が違いますもんね。

この本を出す前の1997年に同様の本を出版しています。
タイトルは「デジタル日本人」。
この本の中で高城さんは、

  • キーボードがないコンピューター
  • サーバーを制するものが未来を制する

などを説いてます。
キーボードがないコンピューターはタブレットや、スマートフォン
サーバーを制するものはAmazonを始めとするクラウドですね。
そんな未来を1997年という、まだまだインターネットが出始めたころに見ていた高城さんの本です。

どうですか?興味が出てきたんじゃないですか?
世界を飛び回って、世界の最先端の技術に触れているからこそできる技でしょうか。

内容(少しだけネタばれ)

この本は、8つのセクション、100個の未来から構成されています。
セクションは

  1. 身体科学
  2. 科学
  3. 移動
  4. スタイル
  5. リスク
  6. 政治
  7. 経済
  8. 環境

から成っています。
特に面白かったと思うものを2つご紹介です。

ローコスト医療ツーリズム

富裕層ではなく、低所得者層をターゲットとした医療ツーリズムも拡大している。
背景にあるのは各国の医療保険システムの崩壊だ。

とあります。
富裕層ではなく、低所得者層が自国では医療費が高すぎて医療を受けれないので、移動費を払ってでも隣国に医療を受けに行くことになる未来があるかもと言うお話です。
低所得者層といいながら、日本の医療保険も破綻寸前なので、私達が隣国に医療を受けにいく未来があるかもしれませんね。

コンタクトデジカメ

コンパクトなデジカメではなく、コンタクト型のデジカメ。
デジカメの超小型化・薄型化が進んで、コンタクトのように眼球に装着する。

マジでか!
と思いますが、あながち遠くない話かもですよ。
技術の成長はすぐにこれを可能にすることですね。
著者が「深いなぁ」と思わせるのは、このお話の中で技術よりもモラル的な問題をクローズアップしていることです。
要するに見たもの全てをカメラで撮影できるのでプライバシーの問題が出て来る可能性が高いと述べています。
確かにそうですよね。
そういった言及も多くおとぎ話ではなくなってます。

オススメです!

2014年発行ですが、20年先のことを述べているので楽しめる内容です。
著者の豊かな見識と、世界中を飛び回って得られている情報を元に未来を「見る」ことができます。
ちなみにすでに実現されているものがありました。
マイクロクレジットです。

これまで金融機関が融資してこなかった人たちに対する小口融資
・・・誰でも簡単に少額資金を調達できるようになる。その結果、企業したりサイドビジネスをする人が増えるだろう。

これってクラウドファンディングですよね。
すでに実現されています。

こんな感じでどんどん実現されていくことを見守ってみませんか。
とにかく、この本は、オススメです!