人間ドックの胃カメラは鼻からがおすすめ

アラフォー出張族のガミです。

35歳くらいを過ぎると健康診断から人間ドックに代わりますよね?

 

人間ドックといえば胃の検査が始まります。

バリウムか、胃カメラ

私は初年度にはバリウムで検査したのですが先輩から

「どうせ検査するなら胃カメラのほうが詳しくわかるから胃カメラのほうがいいよ」

と言われ、胃カメラで検査するようにしてます。

 

で、胃カメラといったら怖い印象しかないですよね…

私もすごくこわかったです。

いろんなところでレビューを見たり、先輩方々にお話しを聞いたり、そして、自分が実際に胃カメラを飲んだり。

そういう情報をここにまとめておきますので、初めて胃カメラを飲まれる方は参考にしてみてください。

 

 

口から入れるのか、鼻から入れるのか

圧倒的にからです。

私が聞いた人の中でも90%は鼻からが楽といいます。

私はこの話を聞いて鼻から入れることを選択しました。

 

なぜ、鼻からかというと、舌根部という舌の付け根にカメラが当たらないからです。

ここにカメラが当たるとオエっとなります。

鼻からですとここを超えるので当たることがありません。

そのため、オエっとなる回数が劇的に減るのです。

 

なお、最近は口から入れる場合には鎮静剤を使います。

鎮静剤とは、精神を落ち着けるために静脈に注射する薬です。

これを打つことによって、意識がぼーっとした状態で検査を受けることができ、苦しまずに済みます。

人によっては全く検査時のことを覚えてないとか。

それはそれで怖い気もします。

ただし、鎮静剤を使うと、検査後1時間くらいは安静にする必要もありますし、車の運転を禁止されたりと、いろいろ不便です。

 

ということで、できるのであれば、鼻からの検査のほうが楽だと思いますので、お勧めです。

 

鼻から入れる検査の流れと注意点(経鼻内視鏡

鼻から入れる検査のことを経鼻内視鏡検査といいます。

経鼻内視鏡検査は前処理があります。

その流れは

  1. 胃の洗浄薬を飲む
  2. 出血を抑える薬を鼻に噴霧する
  3. 局所麻酔

です。

それでは1つづつ説明していきます。

 

1.胃の洗浄薬を飲む

まず、胃の中をきれいにする薬を飲みます。

経口補水液のような味の透明な液体で、コップいっぱいを飲み干します。

特に苦くもなく、ここは問題なしですね。

飲んだ後、少ししてからベッドに寝て、右、下、左、上と体の向きを変えて胃の中で薬をいきわたらせます。

これで、胃の洗浄は終わりです。

2.出血を抑える薬を鼻に噴霧する

次に鼻の中に薬を噴霧します。

霧吹きのような機械で鼻の中に薬を入れるのですが、ここで注意点。

息を止めます。

息を止めないと、薬が鼻の奥に入ってきて大変。

プールで水が鼻に入ったときのようなツーンってやつがきます。

これを何回かに分けてやりますので、その都度息を止めるようにしてください。

私が検査した病院では看護師さんから注意の説明がありましたが、病院によっては注意してくれないことがあるそうです。

鼻からのどのほうに流れてきますが、飲み込んでも大丈夫です。

3.局所麻酔をする

2と同じように霧吹きのような機械で鼻の中に噴霧します。

すぐに麻酔が効いてきますね。

のどのほうにも流れてきますが、こちらも飲み込んで大丈夫です。

ここで、注意点ですが、のどのほうも麻酔が効いて息苦しくなります。

慌てずに鼻で息をしましょう。

こののどの方の麻酔のおかげで、痛みなく、検査ができます。

最初は息ができなくて焦りました…

そんなときは鼻で大きく息をして落ち着きましょう。

鼻だと問題なく呼吸できます。

 

いよいよカメラ挿入、検査

経鼻内視鏡検査ではここまでの前処理が必要です。

ここまで終わると検査室の中に入ります。

検査室ってやっぱり怖いですね、手術室みたいなイメージ。

 

カメラは鼻の穴の大きいほうから入れます。

私は片方が異様に小さく、カメラが入りませんでした。

その際に鼻の壁を傷つけて鼻血だらー。。

反対から入ったんでよかったですがね。

 

ここで注意点ですが、よだれは全部垂れ流しましょう。

飲み込むとカメラとのどがあたってオエってなっちゃいます。

口からどんどん垂れ流してください。

 

入るときに2回違和感を感じます。

1回目は鼻の奥、2回目はのどに抜けるところです。

それぞれ、かなり違和感を感じて気持ち悪いです。

でも、痛みを感じることはありません。

 

中に入ってしまうと、すこし楽になりますね。

たぶんカメラがいろいろ動いているのでしょうが、それを感じることはないです。

ただし、胃の一番奥の方、十二指腸の入口を検査するときにお腹が張るような感覚になります。

これがきつい…

おそらく空気をいれて胃を膨らませているのですが、気持ち悪いです。

ここを耐えましょう…

これが終わるといよいよ終盤、もう少しです。

最後に空気を入れて膨らませていた胃をもとに戻します。

空気を抜くのです。

これはちょっと気持ちいい。

お腹の張りが一気に収まります。

 

で、カメラを抜いていくのですが、ここでやはり入れるときと同じく、2回違和感を感じます。

気持ち悪い…

カメラを抜いていくと胃から空気が口に抜けてきて、大きなゲップがでます。

これが吐きそうな感じになって意外とつらかったです。

そしてカメラを抜いて終わりです、おつかれさまでした。

ここまで10分程度でしょうか。

長く感じますねぇ。

 

年に1回の試練

といった形で、楽だと言われている経鼻内視鏡検査といえども細かく話すと気持ち悪いポイントがあったりします。

ただし、とんでもなくキツイわけでもありません。

時間にして10分です。

ただ、年に1回10分と割り切って頑張ってみてください。

検査が終わればすぐに帰れるのがメリットです。

経口内視鏡検査だとここから1時間は安静にする必要があります。

30分~40分すると完全に麻酔がきれて、感覚がすべて元にもどるのでおいしいごはんが食べれますよ。

 

以上、人間ドックの試練、胃カメラを鼻から入れて検査するメリットと、実際に検査する際の流れと注意点でした。

すこしでも初めて受ける方の不安が消えることを祈ります。